中川ちょうぞうの政治姿勢

2020.3月 ラジオ番組『ニューズオプエド』より抜粋

■大阪市長選、東京都知事選、兵庫県知事選、神戸市長選など、各地の選挙に出るのはなぜか?よほど選挙が好きなのか?

 

◎いいえ、選挙は大嫌いなんですよ。このままでは日本の政治は駄目になる、日本が滅びてしまうという危機感や使命感から立候補しています。

政治や自治は、政党や政治家のものではありません。本来、私たち国民・市民のものなんです。

半分以上の有権者が投票に行かないくせに、政治に文句だけ言っている現状です。投票に行っても、政策の比較もせずに選んでしまう。全国の有権者の意識改革運動を続けています。

政党に所属し、組織とカネがある候補者が有利で、信念ゆえに無所属を貫いている私のような候補者が不利になる選挙制度はおかしいですよ。

 

 

■47歳で大企業の管理職を辞めて、49歳で加西市長に初当選。なぜ、安定した地位を捨てて、政治の道に入ったのか?

 

◎在宅介護をしていた母が無くなる数日前に、ふと言った言葉が今でも私の政策提言活動の原点になっています。

介護で随分お世話を掛けたが、これからは自分のためだけでなく、お国のために役に立ってほしいと。父母は共に戦中戦後を苦労した世代です。人生の目的は、自分や家族の幸せだけのためではなく、もっと公のために、日本の将来のためにと言いたかったのだと思います。

私は、上場企業の管理職であった46歳の時、トップの許可を得て、会社を辞めずに、有給休暇を取って、東京の参院選に立候補し、政策提言しました。これはサラリーマンが会社在職のまま、立候補した史上初・全国初の事例でした。

 

■民間のビジネスマンが、政治の世界に入った理由とは?

 

◎民間企業では、毎年事業計画を立てて、その進捗状況をチェックしながら経営していますが、政治の世界では「経営」の発想が希薄です。

国の年間収入が約60兆円しかないのに、毎年100兆円を使っているのです。その差額は借金です。人口が減り、経済が停滞し、公共施設やインフラが年々老朽化し、高齢者の医療費や介護費がこれからますます増えて行きます。

これらを解決するアイデアや政策実行力もない人達が、税金の使い方を議論しているのです。結果責任を負わない政治家たちに好きなようにされているのです。

政治や行政の世界しか知らない人、自分でお金を稼いだこともない人達が政治家として、ふんぞり返り、のさばっている。これは放置しておけません。

民間の発想と経営手法で、政治改革のモデル、自治体経営の新しい姿を示そうと、郷里の兵庫県加西市で市長になったのが14年前でした。

 

 

■会社員を辞めて17年間以上も政治活動や選挙を続けると、お金もかかるでしょう?

 

◎お金を掛けずに、政策本位選挙をやっているから長続きできるのです。

自分のためではなく、公のため、日本の将来のためという使命感でやっているからへこたれないのです。

私は、選挙にお金を掛けない主義です。せいぜい、サラリーマンの一ヵ月分の給料の範囲内で選挙ができるようにするべきだという信念があります。

誰からも政治献金をもらわずに、自分のサラリーマン時代のささやかな貯えの中で活動してきました。親からの相続や援助もありません。大学もバイトや奨学金で卒業しました。

会社勤めでは自由な活動ができなくなるので、少しばかりの自己資金を運用しながら、食いつないでいます。(笑)

 

 

■なぜ、負け戦にへこたれず戦い続けるのか?

 

◎使命感から、世のため日本のためにやっています。

自分のための選挙なら、阿保らしくてやってられません。多くのできの悪いの政治屋に比べたら、私には政策・人物・実行力でも自負があります。

有権者が投票に行き、賢い選択をするようになれば、必ず当選できると思っていますし、私のような候補者が当選できるようにならなければ、日本の政治は良くなりません。

とにかく、選挙の際は投票に行って下さい。政策本位で選び、選んだ政治家をチェックしてほしいのです。できの悪い政治家は落選させないとだめです。

政治や自治の主役・当事者は市民なんですよ。

 

 

■3冊の本を出版、どんな内容の本ですか?

 

◎一冊目は『ツケは必ずあなたに回る』という本です。

政治に無関心で、投票にも行かないと、気が付いた頃には、国や自治体の借金が膨大になり、そのツケが増税や財政破たんさらには経済恐慌という形で、国民一人ひとりに回って行きますよという本です。

国政には関心があっても、自分の住んでいる町の自治には無関心という人が多いです。しかし、自治を疎かにして、国政は良くなりません。自治こそ、政治の原点なんです。

二冊目は『間違いだらけの政治家選び』という本です。

政治が良くならないのは、ちゃんと政治改革できる覚悟と能力のある政治家を選んでいないからです。政党や政治家はもとより、有権者自身や選挙制度などに原因があります。

三冊目は『絆の政治学 たおやかな女性力が日本を変える』です。政党の利害対立が政治や自治を歪めています。特に、多様な考え方を持つ住民から構成される自治体の行政、すなわち地方自治は、政党とは一線を画すべきだと考えています。

 

 

■誰が政治家になっても同じだという諦めもありますが?

 

◎いいえ、誰が当選しても同じではありません。

誰を選ぶか、どんな政策を選ぶかで大違いです。

納税者の苦労が分かる人が知事や市長になれば、税金の無駄づかいは減ります。

経営手腕のある知事や市長になれば、今より安い税金でより良いサービスができるようになります。

本気で改革する覚悟と能力のある、真に優れた政治家を、私たち有権者が選ぶようになれば、政治は良くなります。政治の世界しか知らない人には政治改革はできません。哲学やビジョンの無い人では、前例踏襲の政治しかできません。

多くの有権者は、政党の都合で擁立されたコンビニ弁当のような候補者を選んでしまうから、失敗するのです。まだ、コンビニ弁当の方がましかもね。(笑)

口先ばかりで立ち回る政治屋、信念がなく、社会・現場を知らない政治屋では駄目です。

 

 

■自治体は、なぜ自立できないのでしょうか?選挙で政策が競われ、投票率を高めるために全国初の「選挙条例」を提唱していますね。

 

◎ほとんどの自治体は補助金頼みの行政を続け、国政・都道府県政の下部組織・下請けに成り下がっています。

首長などの候補者の擁立過程が不透明で、真の競争(政策論争)がなく、候補者本人の能力・資質の優劣が分からない選挙制度の中で、リーダーが選ばれてしまいます。これでは経営手腕が無かったり、政治信条が間違っている知事や市長が生まれるはずです。

私は、良い政治家を選び、自治を機能させるために全国初の「選挙条例」を提唱しています。公開討論会の開催と候補者の参加を義務付け、知事や市長の候補者は各政党ではなく選挙管理委員会が公募する仕組みに変えます。投票率を上げるために投票ポイント制度を用意し、投票率の高い地域に補助金を手厚く配分するなどのインセンティブを用意します。また、一定得票数があれば、落選しても本人が希望すれば任期付き職員として3年間役所に勤務できる制度を唱えています。また、対立候補の掲げた政策や反対意見を尊重することも選挙条例で謳います。選挙ポスターは各候補者がバラバラに貼り回るのではなく、選管が一括して貼り出したり、ビラの配布も選管で行う仕組みに変えます。これが真の公営選挙だと思うのです。そうすれば、組織や資金がなくても、政策と人物次第で当選できるようになるのです。

 

 

■政治家の存在意義とは何ですか?

 

◎政治家の真価や値打ちは無冠の時にこそ分かります。当選回数ではなく、何をやり遂げたかが政治家の勲章であるべきです。後世や次世代にどんな生き様を示し、足跡や有形無形のインフラを築いたかが大事だと思います。

私は松下幸之助翁から「君は宮本武蔵になれ」と言われました。他流試合を通して心技体を磨き、一流一派を形成しなさいと。己の保身や選挙当選のために徒党を組み、群れをつくる今の政党政治は下の下だと思います。だからこそ、私は完全な無所属・無党派に拘って、不利な選挙を戦い続けているのです。政策と信念と覚悟や実行力を比べてもらえば、自己の当選や立身出世だけが目的の多くの政治屋とは違うことが分かってもらえるでしょう。

 

 

■「都構想」についての見解は?

 

◎都構想は時代遅れの発想で、大きな財政改善の効果もありません。地方分権を本気で考えるなら、大阪府を強化するよりも、基礎自治体(大阪市)を強化するべきです。府と市の役割分担(線引き)よりも、行政現場での日常のマネジメントが重要です。イギリスのブレグジットと同じで、政争の具になっています。

都構想を掲げて、自民や公明などと戦っているから維新に風が吹く。都構想の旗を降ろすと、風は止むことを維新は知っているから降ろさない。無見識な議会、非効率な行政、維新の意地に付き合わされる大阪市民は不幸です。都知事選や兵庫県知事選などでも、私は分権と減税を訴え、ICTなどを活用した行政のイノベーションを訴えています。

2020.1月 FM GIG『黒猫ジローbyおはな』 ゲスト出演

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